京都の春の風物詩といえば、花街の舞妓さん、芸妓さんたちの踊り。
一番有名で華やかな「都をどり」

初演は、1872年(明治5年)。天皇が東京へうつられ、沈んでいた京都に、
元気を取り戻そうと企画された、京都で初めて博覧会が開催さました。
この時の余興として、万亭の杉浦治郎右衛門と井上流家元の井上八千代(三世 片山春子)が企画したのがはじまりです。
都をどりは、井上流で、「ヨーイヤサー」の掛け声とともに、総をどりで幕を開け、
爛漫の春、夏、錦秋の秋、深雪の冬、そして再びの春の花見で幕を閉じる華やかな舞台です。
たくさんの舞妓さんが同じ衣裳で舞台に並び、華やかな舞がみられます。
今年は、特別。南座の新開場記念で、南座での都をどりです。
会期: | 2019年4月1日(月)~27日(土) |
公演時間: | 1日3回公演(各回 約1時間) 1回目 12:30~/2回目 14:30~/3回目 16:30~ |
会場: | 南座 |
料金: | 一等観覧券 5,500円(1階・2階指定席) 二等観覧券 4,000円(3階指定席) |
上七軒の磨き上げられた舞がみられる、北野をどり
五花街の中で一番歴史がある、上七軒。
1952年、北野天満宮で50年に一度行われる大萬燈祭の記念に初演されました。
上七軒の特色を生かし、少数ながら磨き上げられた花柳流の舞で、物語性の強い舞踊がみられます。

わたしも見にいったことがありますが、歌舞伎に近いイメージを持ちました。
踊りはやはりうまいなあと、しみじみ思いました。
会期: | 2019年3月25日(月)~7日(日) |
公演時間: | 1日2回公演 1回目 13:30〜 2回目 16:00〜 |
会場: | 上七軒歌舞練場 |
料金: | お茶席付御観覧券 4,800円 御観覧券(お茶席無)4,300円 |
京おどり
宮川町の京おどりは、1950年(昭和25年)に初演され、毎年新作を書き下ろしています。
京都の名所や名物を舞踊化することで有名で、若柳流の踊りです。

会期: | 2019年4月1日(月)~16日(火) |
公演時間: | 1日3回公演(各回 約1時間) 1回目 12:30~/2回目 14:30~/3回目 16:30~ |
会場: | 宮川町歌舞練場 |
料金: | 一等席券(一階席・二階正面席)4,200円/茶券付 4,800円 二等席券(二階両袖席) 2,200円/茶券付 2,800円 二等席学生割引(二階両袖席) 1,000円 |
5月には、先斗町の鴨川をどりも行われます。
京都の春を華やかな踊りで迎えるのもいいもんですよ。