都七福神めぐりのその3は、毘沙門天の東寺、布袋尊の萬福寺です。
その1、その2のコラムはこちら。
その1:大黒天の松ヶ崎大黒天、福禄寿の赤山禅院

その2:寿老神の革堂、ゑびす神のゑびす神社、弁財天の六波羅蜜寺

御朱印を気持ちよくいただいた東寺
東寺の毘沙門天は、平安京ができた時、羅城門の上にあったものが祀られています。

東寺は、お詣りされる方、観光の方も多く、にぎわっていました。
御朱印を書く方も4人いらっしゃいます。
ここで、御朱印を書いていただくのを見ていたら、まず大護符の御朱印を書くスペースを軽く拭いてから書き始められました。
そして、ぴんとした姿勢で、一筆書きのようにさらさらと、そしてリズミカルに書かれていました。
おつりにいただいた500円玉も、きれいなものをと言ってくださいました。見てみたら、令和元年のものでした。
心遣いがうれしくて、とても気持ちよく御朱印をいただきました。

そろそろ疲れてきたので、帰りは東門の近くにある、東寺餅と福豆餅を買いました。

上の写真左が東寺餅で、柔らかい求肥で、中も柔らかなこしあん。
ほわほわの柔らかさと、お手軽さが好きで、前を通ると買ってしまいます。
上の写真右が福豆餅で、生地は同じ求肥で、豆とつぶあんで、少し食べ応えがあります。
どちらも美味しかったです。
トリは萬福寺の布袋さん
最後は、黄檗にある萬福寺です。
萬福寺は、中国明の時代の様式のお寺で、普段訪れるお寺とは雰囲気が違います。
また、行った日は雨でしたが、お寺の建物が回廊でつながっているため、少々遠回りになりますが、濡れることなく歩けます。

雨の日にはありがたいです。
布袋尊の階段下にある手を洗うところに、お花が活けてあり、吾唯足るを知るのつくばいがありました。

昨年はこのつくばいがなかったので、新鮮でした。
御朱印をいただき、もう一度布袋さんのところに行き、記念撮影。

布袋さんの顔が、いっそうにこやかに見えます。
2回目の都七福神めぐりを終えて

今年、2回目の都七福神めぐりを終えて、やはり最後は全部そろった達成感がありました。
2回目はスムーズで余裕もあったので、
御朱印を書かれる姿をゆっくり見て、それぞれ書き方の違いに気付いたり、少し話をしたりしながら、楽しみました。
そして、今まで七福神とお寺・神社がよくわかりませんでしたが、どこがどの神さまかがすぐにわかり、どんな御利益があるかがわかるようになりました。
今年もめぐっている後半から、来年はどこの大護符にしようかとか、どういうふうに回ろうかなと考えている自分に気付き、不思議なもんだなと思いました。
今年も一年、福多き年でありますように。
彩々箱には、「眺める御朱印~都七福神めぐり~」もあります。
