葵祭のハイライト~平安絵巻のような行列~


前回は、5月はじめに行われる葵祭のさまざまな祭事についてご紹介しました。

今回は、葵祭のハイライト、路頭の儀についてご紹介します。

 

葵祭は、5月15日の路頭の儀(行列)、その中でも葵祭のヒロインである斎王代は、毎年、一番注目されます。

今年、令和元年の斎王代は、負野李花さん。

香製造販売「負野薫玉堂」経営、負野和夫さん(57)の次女で、

高校時代には、同志社高校でラクロス部で主将を務め、全国大会で優勝し、最優秀選手賞に輝いた方です。

5月15日に行われる、葵祭の一番のハイライトは、天皇の使者である勅使が下鴨神社、上賀茂神社に参向する道中の「路頭の儀」です。

近衛使(勅使代)をはじめ、検非違使、山城使、牛車、斎王代など、

古の姿で馬36頭、牛4頭、約500名の行列で、京都御所の建礼門前より出発します。

平安貴族の装束を身にまとった人々の衣裳に注目です。

行列は、京都御所を10:30に出発し、11:30に下鴨神社に到着、儀式の後、14:20に出発し、15:30に上賀茂神社に到着します。

8キロにわたる距離を練り歩くので、有料観覧席以外でも、特に北の方、上賀茂神社に近づくほど、行列をゆっくりみることができると思います。

詳しいコースは、こちら。

令和の時代のはじまりに、平安の王朝文化の風雅な雰囲気を感じてみませんか?