京都市内が桜で混み合うのを避けたい方へ。
少し足をのばして、大山崎山荘美術館はいかがでしょうか。

わたしは、とても好きな場所です。
駅から歩いていくと、坂の上にありますが、そんなことも気にならず、
のんびりとお散歩しながら、木々に季節を感じながらの道も心地いいです。
そして、加賀正太郎が大正から昭和初期に建設した「大山崎山荘」は、
山荘らしい落ち着いた木の雰囲気とゆったりとした時間が流れていて、
何度訪れてもあきないところです。
2階のテラスから、木津川・宇治川・桂川の3つの川を眺める開けた景色も気持ちよく、
喫茶室でゆっくりお茶を飲むのもおすすめです。
現在、バーナード・リーチ展が開催中です。

バーナード・リーチはイギリス人の陶芸家であり、画家、デザイナーです。
何度も来日し、柳宗悦らと親交を深め、日本の民藝運動を支援しました。
そして、自身も日本の技法を取り入れた作品を作りました。
民藝運動を支援した、アサヒビール初代社長の山本為三郎は、リーチと親交があり、そのコレクションを中心に展示されます。
また、山本が大阪ロイヤルホテル(現・リーガロイヤルホテル大阪)に開設した「リーチバー」ゆかりの作品も展示されます。
ちなみに、調べてみたら、いまでも、大阪中之島にあるリーガロイヤルホテル大阪リーチバーは存在しました。
大阪まで足を伸ばして、当時の面影を感じながら、お酒を飲むのもいいですね。

大山崎山荘美術館の喫茶室では、展覧会中、バーナード・リーチをイメージしたケーキ2種類も味わえます。
【アサヒビール大山崎山荘美術館~バーナード・リーチ展~】
開催期間:2019年3月21日(木)~2019年6月9日(日)
開館時間: 10:00~17:00(最終入館16:30)
入館料: 一般900円
休館日:月曜(ただし、4月29日、5月6日は開館、5月7日は振替休館)
アクセス:JR山崎駅、阪急大山崎駅から徒歩10分(無料送迎バスもあり)