くらべるラボ京コロニーの記念すべき第1回目のテーマは、「ちりめん山椒」です。
ちりめん山椒とは
Wikipediaによれば、山椒の実とちりめんじゃこを炊き合わせたもの。
【概要】
ちりめんじゃこと実山椒を酒・醤油・味醂などで味付けした物が基本だが、現在ではバリエーションがある。
京都市の名物・土産物であるが、近年では全国各地に広がり、
多くの製造会社がちりめん山椒を生産しており、それぞれ味に違いがある。
【由来】
50年程前に、京都の花街の一つである上七軒の料理人であった晴間保雄が、ちりめんじゃこと実山椒を、炊き合わせたのが始まりと言われている。
晴間保雄は販売はせず、知り合いに贈る程度であったが、やがて味の良さが評判となり、他に製造して販売する業者が出てきたため、家族が販売するようになった。
現在の京都では、「しののめ」「はれま」「やよい」がちりめん山椒の御三家と言われ、
今では個人経営店から料亭、漬け物店など様々な業種でも製造、販売されている。
まずは買い出しから
今回は5店を選びました。
その中から、3店をご紹介。
しののめさんは、北山橋近く、北山通を下がったところにあります。
2人入ったらいっぱいになるくらいの広さで、地元御用達のような感じです。

はれまさんは、由来にも出てくる晴間さんなので、大手の印象です。
花街のひとつである宮川町で存在感のある大きな建物で、入るのに少し緊張しました。

やよいさんは、八坂神社南門から下がったところにあります。
全種類試食ができ、ちりめん山椒以外にもレパートリーがたくさんありました。

パッケージをくらべてみる
しののめさんは、袋入りでも、春らしい演出。桜の花びらが入っていて、かわいかったです。

やよいさんは、箱入りにしましたが、お得な袋入りもあります。

そのほかは、こんな感じ。
はれまさん。

五条長兵衛さん。

たきものゑびすさん。

実食タイム

5種を並べて、実食スタート。

ちなみに、
1:しののめさん、2:はれまさん、3:やよいさん、4:五条長兵衛さん、5:たきものゑびすさんです。
まずはそのまま、そのあと、ごはんにのせて、くらべてみました。


くらべた結果
じゃこの大きさは、やよいさんがひとまわり大きく、食べた時の食べ応え感がありました。
山椒のインパクトが大きいのが、五条長兵衛さん。ここの山椒だけ、緑色っぽかったです。
しののめさんのものは、薄口しょうゆのせいか、一番色が薄く、柔らかめ。
ごはんにのせて食べるより、そのままおつまみとして食べる方が合う感じでした。
マイベストちりめん山椒は、五条長兵衛、はれまとやよい、しののめにわかれました。
5つの中では、やっぱり発祥のはれまがスタンダードとか、どれも美味しいから甲乙つけがたいという意見が出ました。
何回もくらべて食べていると、最後は山椒でしびれてきて、味の違いがわかりにくくなりました。くらべる時はご注意を!
【資料編】