毎年、日本伝統工芸近畿展に足を運んでいます。
日本伝統工芸展は、重要無形文化財保持者(人間国宝)を中心に伝統工芸作家さんの作品が展示される展覧会です。
陶芸や、染織、竹細工、ガラス細工など、広い分野の工芸品が一同に見られます。
今年も見に行ってきたのですが、今年はいつもとは違う感覚になりました。
やはり、生活がデジタル中心になっているせいか、繊細な手業やぬくもりといったものがとても貴重で、
見ていて心がやすらいでいるということがより実感できました。
今までも細かな仕事、色彩の豊かさに感服していましたが、
今年はその作品にこめられた思いやそこから放たれる力のようなものをとても感じました。
まちなかで出会うアート作品
今年は、日本伝統工芸近畿展50回記念企画として、街中の小さなギャラリーなども、作家さんの作品が見られます。
「彫金.鋳金.鍛金 金工部会展2021」に行ってきましたが、
錫製品を作られている清課堂さんの素敵なギャラリーで、静かに、いろんな作品を見ることができて、とてもいい時間でした。
清課堂さんのお店には行ったことがありますが、奥にこんな素敵なお茶室、蔵があるなんて、新たな発見でした。
5月・6月も、京都の街中で工芸品に出会えます。
こんな時だからこそ、美しいものを愛でてみてはいかがでしょうか?
これからのおすすめはこちら。
【 そめ おり ぬい くみ 】
染織部会正会員・準会員による代表作品の展覧会。入場無料。
開催日時:2021年5月13日(木)~5月18日(火)
※会期が13日からに変更になっています。
11:00~18:00
開催場所:京都芸術センター 西館2F
京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2
【 染 織 繍 組 】
染織部会研究会員、準会員、正会員による額装・暖簾・小屏風・ショール・テ ーブ ルセンター 等 の 展 覧 会 。入場無料。
開催日時:2021年5月25日(火)~5月30日(日)
11:00~18:00 ※最終日は17:00まで
開催場所:生活あーと空間ぱるあーと
京都市上京区西洞院通下立売南入東裏辻町408
【 日本工芸会近畿支部 木竹工部会展 】
古より日本の生活や文化の中で親しまれてきた木や竹の道具や調度。
近畿支部木竹工部会員が自由な発想と磨き上げた技によりげた技により制作した、生活空間に生きる木と竹の作品を展示します。入場無料。
開催日時:2021年5月26日(水)~6月1日(火)
10:00~20:00 ※最終日は17:00まで
開催場所:大丸京都店 6階 美術画廊
京都市下京区四条高倉西入
このほか、近畿で行われる企画展などもあります。
くわしくはこちら。
【 日本伝統工芸染織展京都会場 】
染めもの、織りもののさまざまな技、色彩に出会えます。
開催日時:2021年6月9日(水)~6月14日(月)
開催場所:大丸京都店
なお、緊急事態宣言などにより、スケジュールが変更になることがありますので、お出かけ前にこちらのHPでご確認ください。
