時待ち食~自然な甘みが凝縮する、干し芋~


普段買って食べるものを、おうちで、時に育まれるものを作ってみる、時待ち食シリーズ、今回は、干し芋です。

 

ちょっと地味な干し芋ですが、自然な甘味が凝縮されて、小腹が空いた時にもぴったりの食べ物です。

そんな干し芋、おうちで作ってみてはいかがでしょうか。

 

干し芋づくりは、ざっくりと、こんな感じです。

さつまいもを洗って、蒸し、皮をむいて、スライスして、干して待つだけ。

 

干し芋の作り方

①まずは、さつまいも選びから。

今回は、シルクスイートという熊本県産のさつまいもでやってみました。

最後に食べてみて思うのは、やはりさつまいも自体の味がそのままストレートに干し芋の味になるということ。

できれば、甘味の強そうなものの方が、完成した時も甘くなります。

でも、やってみないとわからないところもあるので、いろいろ試してみてください。

品種によっても、味の変化を楽しめます。

 

②さつまいもを選んだら、洗って蒸します。

 

蒸しあがりは、大きさによっても違うと思うので、時々竹串などですっと通るか刺してみて、チェックしてみてください。

 

③蒸しあがったら、冷まして、皮をむきます。

 

④厚さ1㎝程度にスライスして、干す用の網に並べて、干します。

網は100円ショップでも売っています。

ネットの中に入れて、ファスナーで閉められるもので、いろんなものを干せて、洗えるので、重宝しています。

おすすめです!

 

⑥あとは時を待ちます。

雨が降らなければ、夜も外に出したままで大丈夫です。

2日くらい干したら、裏表をひっくり返します。

 

干し具合は、つまみ食いしながら、頃合いを見てください。

これは手作りのいいところ。変化を感じられ、自分好みの柔らかさに仕上げられます。

 

2日目くらいだと、外は乾燥しますが、中は柔らかいままでした。

 

結局5日干しました。中も乾燥して、大きさは半分ぐらいになりました。

最初網いっぱいに広がっていたのが、誰かが勝手に食べたかと思うほど、凝縮します。

 

⑦あとは、保存袋に入れて、ぼちぼちつまみます。

完全に乾燥しているわけではないので、お早めに。

蒸しただけの時から甘味も増して、優しい味わいになります。

小さいので油断して食べ過ぎにご注意を。結構腹持ちもいいです。

 

ぜひ、時が育む、干し芋、やってみてくださいね。