京都の三大奇祭、4月第2日曜の「やすらい祭」のせまる、今宮神社。

今年は、巡行や一般参観が中止になってしまいましたが、お詣りにいこうと訪ねました。
やすらい祭についてはこちらを。

今も昔も願いはおなじ、疫病退散~今宮神社・やすらい祭~
紫野にある今宮神社は、平安時代に疫病退散のため、疫神を祀った神社です。毎年4月第二日曜日にある「やすらい祭」は、京都三大奇祭で、疫病流行のもとである花の精を鎮めるお祭りです。
まだ桜が咲く、今宮神社。
ピンクの花びらが何層にも重なり、とても厚みのある桜はぽっこりとしていて、かわいいです。


はじめてみた、黄緑の桜

こちらは、今宮神社の楼門(南側)の外にある、桜の木です。
薄い黄緑色で、葉の色にも近い色をしています。柔らかなとても珍しい桜です。
楼門の朱色、空の青色を背景に際立って、きれいです。
こちらは、黄色の桜

写真では微妙でわかりにくいのですが、こちらは薄い黄色がかった桜です。
まだ若く、背丈があまり高くないので、近くでよく見れます。
ピンク色になれていますが、こんな微妙な色彩の桜もとても素敵です。
たまたま通りかかった方と、「変わった色だけど、きれいですね」と話しながら、見ていました。
ほのぼの、ゆったりとした空気の流れる今宮神社です。
今宮神社ならではのお守り
今宮神社のお守りで、いちばん気になるのは、やっぱり「玉の輿」のお守り。

八百屋の娘だった桂昌院が、徳川三代将軍家光の側室となり、四代将軍綱吉を生むという、まさに玉の輿にあやかったお守りです。
そして、阿呆賢さんという「神占石(かみうらいし)」にちなんだ、お守り。

これが境内にある阿呆賢さん。

なでると、病気が治ったり、なでてもちあげて軽くなると願いが叶うといわれる石です。
ちなみに、わたしもなでて持ち上げてみましたが、残念ながら軽くならず…でした。
また次回チャレンジします。
姫なまずの小さな細工のお守りもあります。

こんな今宮神社は、平安時代につくられた疫病退散の神さま、この時期におこなわれる「やすらい祭」は花が散ることで飛散する疫神を鎮めるお祭りです。
ぜひ、この時期にたずねてみませんか?

疫病退散のまち歩き@紫野
毎年4月第二日曜日は京都の三大奇祭のひとつの「やすらい祭」。 平安時代に疫病退散のためにつくられた今宮神社で、疫病をしずめるためにおこなわれる「やすらい祭」にあやかって、疫病退散のまち歩きしませんか?