12月13日は事始め。
京都では、いろんな場所で、お正月の準備が始まります。
今年はなんとなく実感のないうちに、年末が近づいてきましたが、事始めを迎えると、いよいよ年末、そしてお正月が近いことが感じられます。
今年はこの事始めに、上賀茂神社に行ってきました。
上賀茂神社では、事始めの日に「宝船御飾清祓式」が行われ、中門上に飾られる宝船のお祓い、取り付けが行われます。

わたしは、毎年どんなふうに飾られているか少し立ち止まり見入っています。
前方についている矢には「当たり矢」と書かれていたり、稲や松で作られる立体感のある宝船は、お正月だけに飾られます。
ぜひ、下を通り、よく見てみてくださいね。
また、立砂の後ろは、牛の絵に変わりました。来年は丑年ですね。

手水舎には、橘が入れてありました。
魔除けや邪気を祓い、不老長寿を願うものでもあるそうです。
最近、いろんな神社で、花手水など季節のお花が入れてあったりして、新たな楽しみになっています。

そして、今年は意外にも、今紅葉がきれいです。途中あたたかかったせいか、どこも結構紅葉が残っています。
最後、見納めの紅葉ですが、色づきもよく、ちょっと得した気分になりました。


最後はちょっとレアな場面に遭遇した一枚。
事始めの日ではないですが、立砂を調えられています。
水をかけたり、へらでまっすぐにしたりして、固められていました。

ちなみに、立砂は、上賀茂神社のご神体神山を模したもので、二つある立砂の頂点に、陰と陽、2本と3本の松の葉が添えられています。
近くで見てみてくださいね。
事始めが過ぎ、いよいよ今年もあと少し。
今年のうちにできることは今年のうちに、そして、1年を振り返る時間を持ちたいなと思っています。