宙をみよう、今回は、4月こと座流星群をご紹介します。
4月こと座流星群は、2020年4月22日頃に極大を迎える流星群です。
普段の年の流星数はそれほど多くありませんが、ときおり突発的に流星数が増加することがあります。
日本では1945年に1時間あたり約90個の記録があり、海外では1922年、1946年、1982年などに流星数の増加が観測されています。
おすすめ時間帯は?
こと座にある放射点が空高く昇る、4月22日(水)23時頃から翌朝までが、おすすめの観察時間帯です。
こと座流星群の極大時は、1時間に5〜10個流れるといわれています。
こと座流星群の極大日の翌日4月23日は、ちょうど地球からは月が真っ暗に見える「新月」の日にあたります。
新月に近い日付かどうかは天体観測をする上で、星の見える数を左右するためとても重要なもので、
この辺りの日は月明かりの影響を受けにくいため、比較的好条件です。

流星がそこから放射状に出現するように見える点のことを“放射点”といい、
こと座流星群の放射点は、こと座のあたりに位置しています。
こと座は、ギリシア神話で吟遊詩人のオルフェウスが愛用していた竪琴に見立てられた星座です。
こと座の1等星ベガは、青白いダイヤモンドのように輝き、明るく見つけやすい星です。
夏の大三角のうちの一つで、織姫の星としても有名です。
夜空に流れる星たちの輝きを、ちょっと日常を忘れて、探してみませんか?
4月22日(水)23時頃から翌朝にかけて、空を見上げてみてください。