
はじめて、ミニ苔庭をつくってみました。
曾祖父の使っていた水盤に、スナゴケと山椒の木を入れるだけです。
どちらも自生しているものを探してきました。


スナゴケは触ると、ふさふさしていて気持ちよく、星のような形もかわいいです。
苔玉はちょっと面倒そうだと思う方に、少しふちのある陶器などに、苔を入れるとできあがるので、おすすめです。
まだ、苔がなじんでいないのですが、そんな中でも顔を出してくるのが、雑草たち。
雑草たちについては、以前、『雑草はなぜそこに生えているのか 弱さからの戦略』という稲垣栄洋さんの本を読みました。

悪者にされがちの雑草もがんばってるんだなと少し親しみがわいていました。
この本では、しぶとく生き抜く雑草たちの戦略、足元で起こっている激しい生存競争から学べることも多々あります。
ちなみに、この本の中で、雑草は踏まれたら「立ち上がらない」と書かれています。
なぜなら、立ち上がることにエネルギーを使うくらいなら、踏まれながらもどう子孫を残すかにエネルギーを使うため。
本当の雑草魂とはそういものらしいです。
ご興味があれば、読んでみてください。
筑摩書房 雑草はなぜそこに生えているのか ─弱さからの戦略 / 稲垣 栄洋 著
筑摩書房のウェブサイト。新刊案内、書籍検索、各種の連載エッセイ、主催イベントや文学賞の案内。
そんな弱いけどたくましい雑草たちと、ちいさな戦いにピンセットという武器で挑みたいと思います。
苔の手入れをしていると、京都の苔の庭園がどんなに手入れが行き届いているかを実感しずにはいられません。
そんなきれいな庭園も、梅雨の時期、雨の潤いでさらに輝く時がもうすぐやってきます。