盛り付けのコツ、まるしかく~その1~


おうちでごはんを食べることが多くなった今日この頃。

そこで、同じ料理でも、見た目が変わってくる、盛り付けのコツについて、ご紹介します。

丸と四角のバランス

日本人は四季の変化、起伏にとんだ自然を愛してきたので、完成され過ぎた形を嫌う傾向があります。

アンバランスのバランス、流動感のある安定を好んできました。

 

東洋の思想でも、陰陽、例えば、太陽は陽で、月は陰など、食べ物も陰陽にわけられていたり、だいたい世の中のものをどちらかに区別しています。

そして、どちらも必要で、陰と陽のバランスをとることを好みます。

 

盛り付けでいえば、丸いものが陽で、四角いものが陰、どちらかに偏るよりは、どちらもあった方がバランスよくみえます。

例えば、四角い器に、四角に切った料理をきちっと並べるよりは、丸いお皿に盛ることを好みます。

盛り付け実験

これを丸いお皿と四角いお皿で試してみます。

まずは、丸いロールケーキを丸いお皿にのせてみます。

 

次に、丸いロールケーキを四角いお皿にのせてみます。

どうですか、くらべてみて?

感じ方の問題なので、お好みにはなりますが、こんな違いが出ることをわかってもらえたらいいかなと思います。

 

同じパターンで、まんまるおせんべいでもやってみます。

おせんべいをわざわざお皿にのせることはないかもしれませんが、丸と四角のバランスを見てもらえたらと思います。

まずは、丸いお皿にのせてみます。

 

次に四角いお皿にのせてみます。

いかがですか?

感じ方はお好みですが、器と食べ物の丸と四角のバランスを変えてみると、見え方にも違いがでます。

これは、四角い食べ物を、丸いお皿にのせるか、四角いお皿にのせるかでも、同じように違いが出てきます。

 

いつもの料理も、いつもと違うお皿に盛ってみると、さらにおいしく見えるようになるかもしれません。

ぜひ、丸と四角のバランス、ちょっと気にして試してみてくださいね。

 

次回も、盛り付けについて、色と紙を加えて、ご紹介します。

盛り付けのコツ、まるしかく~その2~
おうちでごはんを食べることが多くなった今日この頃。そこで、同じ料理でも、見た目が変わってくる、盛り付けのコツについて、前回に引き続き、色と紙を加えて、ご紹介します。