
お正月の縁起物、北野天満宮の大福梅が事始めの12月13日から授与されています。
大福梅は、元旦の朝にいただく縁起物です。
1年の始まりに、梅の実を塩漬けし、土用干しされてできた大福梅を白湯かお茶に入れて、
ゆっくりとほぐれた梅の香りの一杯を飲みます。
大福梅のはじまりは?
元旦に梅を入れたお茶を飲む風習は、平安時代に始まりました。
当時の村上天皇が病になられた時、梅の入ったお茶を飲まれ、病が治りました。
それから、王服といって、元旦にこのお茶を服されるようになりました。
このあと、一般にも広がり、お正月に梅を入れたお茶を飲み、一年の無病息災と長寿幸福を願うようになったといわれています。
大福梅は、境内の約50種1500本から6月に収穫した約2・2トンの梅の実などを、夏に土用(天日)干しして作られました。
12月13日から25日の終い天神まで、約3万袋、1袋6粒入り700円で授与されています。
ぜひ、お早めにどうぞ。

わたしも大福梅をいただき、来年のお正月に飲もうと思っています。
梅の香ではじまる新年、春を最初に感じる1杯を、とても楽しみにしています。
【北野天満宮】
住所:京都市上京区馬喰町
授与所 受付時間:9:00~17:00
アクセス:市バス「北野天満宮前」下車すぐ