最近、落語をよく聞いています。
全くの初心者ですが、ふふふっと笑える噺(はなし)が多くて、気持ちも明るくなって、ハマっています。
「人間のそういうとこ、あるある」っていう噺を、名人の語りで聞くと、引き込まれていきます。
個人的には、まくらと呼ばれる、本題に入る前に、身近な話題から入っていくところが結構好きです。
知らないうちにすーっと本題に入っていくのを聞いていると、うまいなあと感心します。
また、上方(関西)と江戸(東京)の違いもおもしろく、わたしはえこひいきですが、関西の言葉の方がおもしろそうに聞こえるので、上方ファンです。
たとえば、上方では「時うどん」という噺が、江戸では「時そば」になったりします。内容も似ていますが、ちょっと違っていたり。
他にも、上方の方が鳴り物を使ったり、いろんな違いがあります。
わたしは、桂米朝さんや桂枝雀さんが好きでよく聞きます。

米朝さんは穏やかな表情と声で、どれもいい感じで聞けます。

爆笑の枝雀さんは、最初テンポが速くて聞きなれなかったのですが、
枝雀さんの「いらちの愛宕詣り」を聞いたらおもしろくて、それから耳がテンポに慣れてきて、ほかも楽しく聞けるようになりました。
「饅頭こわい」も好きです。
江戸(東京)の古今亭志ん朝さんの「抜け雀」も、おすすめしてもらって聞いたら、よかったです。
近くに落語好きの方がいらっしゃったら、おすすめを聞いてみるのもいいと思います。
最初は特にどれがいいかわからないのですし、噺の内容と噺家さんの相性もあると思うので、そういうのを教えてもらって、そこから始めると入りやすいです。
わたしもそうやって、少しずつ広がってます。
あとは、気に入った噺があったら、同じ噺を違う噺家さんで聞いてみるのも面白いと思います。
「笑う門には福来たる」、落語もなかなかいいですよ。