人混みのない方へと京都の紅葉を歩きます。
今回は、叡山電車「三宅八幡」駅から徒歩約10分、上高野にある蓮華寺をご紹介します。

大原へと向かう満員のバスを横目に見ながら、通りに面した小さな入り口から、ひっそりとした蓮華寺へ。

このお寺は、天台宗で、江戸初期に、加賀藩の家老今枝近義が洛中から移し再興されました。
庭園は、池泉回遊式で、詩仙堂を隠棲の地とした石川丈山作とも伝えられています。
本堂前には、六角形急勾配の笠をつけた蓮華寺型石灯籠があります。

門を入ってすぐのところから、色鮮やかな紅葉に迎えられました。
木々の葉っぱも、落葉したものも、それぞれに美しく見えます。
建物内からお庭を見ると、柱がまるで額のようになっています。

訪れた日は、まだもう少し綺麗になるかなあという色づきでしたが、これもまた、その時の巡りあわせ。
最近は、ベスト・オブ・ベストの写真が先行してしまい、実際に行くと、そこまででも…ということになりやすいが、
季節やその年の天候によって、絶えず色は変わるということを思って、鑑賞したいなと思います。
小さくてもきれいに色づくところを見つけたり、違う美しさにも目を向けられたらいいなと。

こじんまりしていて、ゆったりと眺められる蓮華寺、また訪れたいお寺です。
【蓮華寺】
住所:左京区上高野八幡町1
拝観時間: 9:00~17:00
拝観料: 400円
アクセス:叡山電車「三宅八幡」駅下車 徒歩約10分
京都バス 「上橋」下車 徒歩約1分
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