青蓮院に3日間通ってわかったこと


6月はじめは、粟田口にある青蓮院にお客さまをご案内していました。土日も含め、3日間で、計6回伺いました。

ここまで頻繁に通い詰めると、お寺のこと、毎日の変化が少しわかりました。

青蓮院は静かです。

最近は海外からの観光客でごった返す京都ですが、青蓮院は有名ですが、静かです。

団体客には会うことなく、3~4人までの個人客の方ばかりなので、静かにお庭を眺めたりされていて、とてもいい雰囲気です。

海外の方もいらっしゃいますが、どちらかというと、欧米系の方が多いです。

あとは、やはり午前中の方がより静かで、お庭や建物内への光の入り方がきれいです。

写真スポットはここが一押し

お寺では館内の写真がとれないところが多いですが、この客殿はよいようなので、いろんな写真を試しました。

結果、木村英輝さんの描かれた襖絵のうち、客殿を入り、左側の「極楽浄土」をテーマとした青い蓮の絵のところがおすすめです。

一番突き当りの襖絵の角、少し絵が少ないところに座ると、いい写真がとれます。

自然光が一番入って明るく、襖絵の色もはっきりしているので、とても写真映りがよく、わが家の襖絵のようにみえるかも。

お庭散策には日傘を

お庭は、ほとんどが建物内から見える所が多いですが、好文亭や霧島の庭などは、歩かないと見えないところにあります。

お庭をゆっくりと歩くのもおすすめですが、日陰ではないところもあるので、日傘があると涼しいです。

また、急な雨の場合にも便利です。

ただし、建物内の拝観の際には、玄関の傘立てにおいてください。そして、お帰りの際、お忘れなく。

青蓮院は、天皇の皇子や貴族の子が歴代門主を務めてきた門跡寺院の中でも、特に位の高い寺院です。

最後(直近)の女性天皇である後桜町天皇が仮住まいをされたことから粟田御所とも呼ばれ、天皇家ともゆかりのあるお寺です。

また、御所の建物を移築し、その後も同じ造りとなっている宸殿は、寺院ながら、御所の雰囲気が感じられます。

令和という新元号になり、天皇陛下も代わられたこの時期に、

皇室ゆかりの寺院、青蓮院でゆったりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。