桂離宮に行ってから、次は修学院離宮!と思いながら、なかなか行けなかったのですが、
ついに、やっと、行くことができました。
その周辺に行く予定があり、かなりふらっと、ダメ元の当日受付です。
ちなみに、修学院離宮の拝観は、基本的には事前予約制です。
ただ、午後の2回計70名分と予約の空きがある分は、当日の11時頃からの整理券配布で入ることができます。
くわしくはこちらをご覧ください。
わたしは、11月の三連休中でしたが、11時頃に行って、13:30からの回に入れました。
ただ、11時から13時頃までは時間をつぶすことになりますが、白川通から15分ほど坂を上ったところにあるので、
そこを行ったり来たりしないといけません。
体力勝負の離宮内
修学院離宮に行ってはじめてわかりましたが、山ぎわにあることから、
見学コースは、高低差40mほど、距離は3km、80分かかります。
優雅なイメージしか持っていませんでしたが、ちょっと体力勝負です。
途中、上り坂の階段などもあり、歩きやすい服装での参加をおすすめします!

離宮内は、上・中・下と分かれており、その間は松の並木で結ばれています。
そして、意外だったのは、周辺が田畑に囲まれており、特段厳重な囲いがないことです。
修学院離宮ができた頃は、田畑を耕す人々が、後水尾上皇を近くでみられる貴重な機会だったとか。

そして、離宮内でいちばんの眺望は、階段を上りきったところにある、隣雲亭からの景色です。
苦労して上った甲斐のある、京都市内まで見え、上離宮内の池(浴龍池)もみえる、開けた、気持ちいい景色です。

個人的に気になったのは、中離宮のこの3つ
中離宮は、後水尾天皇の皇女が暮らしていた場所です。
マニアックだけど、今回素敵だと思ったところを3つご紹介します。
まず、ひとつめは、中離宮の門です。木の組み方が上下、そして左右の門と変化があり、おもしろいです。

ふたつめは、天下三名棚と言われる、違い棚の霞棚も素敵でした。

みっつめは、楽只軒の屋根の丸みを帯びたカーブです。柔らかさを感じます。

修学院離宮は、山に近いこともあり、その地理を生かし、山々をも取り込んだ、自然美あふれる庭園が印象に残りました。

令和の時代になり、王朝文化を味わいに、一度訪れてみてはいかがでしょうか?
その際は、歩きやすい服装でぜひどうぞ。