少し前から、1匹のメダカが他のメダカを追いかけまわすような行動をとっていました。
4月から繁殖の時期だとは知っていたのですが、飼い始めて2か月ちょっと。あまり実感がなく、見過ごしていました。
ふと、じっくりメダカを観察すると、おなかに卵が!
透明な卵でじっくり見ないと気付きませんでした。卵は10個以上あって、少し泳ぎにくそう。
ずっと見てると、卵のないメダカがぷぁ~と変な泳ぎ方を始め、反転してしまったり、力がどんどん失われている感じ。
これは、追いかけまわしていたオスのメダカ。求愛が実って、力尽きてしまったようです。
命の最後をあたたかく見守りました。
メスは、卵を水草などに産み付けるらしく、今水草がないことに気付き、調達しなければと思って、出掛けました。
水草を手に入れ、帰ってきて、メスのメダカを見てみると、卵がない!
どこへいったのか?産んでしまったようです。
卵は、メダカがエサだと思って、食べてしまうこともあるらしく、メダカを別の
容器に移さなければいけません。
水槽の中にはあるはず。ということで、大捜索活動開始。

卵は1mmくらいの透明。この水槽の中から、卵を探すのは至難の業。
なんとか、明るくしてみたり、ストローで空気を送り込んで、舞い上がらせてみたりと、工夫しました。
回収するのも大変。小さくて、カンタンにすくえないのでひと苦労。
数時間格闘の結果、なんとか8個の卵が見つかりました。
回収した卵、わかりますか?

正解はこちら。黄色い丸の中にあります。

無精卵は白っぽく、やわらかいですが、有精卵は透明で、手で触ったくらいではつぶれない堅さとのこと。
回収できた卵は、有精卵でした。
オスのメダカが命をかけて残した卵を大切に、ひとつでも多くふ化してほしいなと思います。
ふ化するまでは、約250℃日(水温25℃だと10日)です。楽しみです。