夏の暑い時期、ついつい庭の手入れを怠っていました。
ひさしぶりによく見てみると、苔の中に、ゼニゴケが増殖していました。
以前完全に除去したはずが、どこからかやってきて、どんどん面積を増やしていきます。

庭の苔を育てて、広げようとしていますが、ゼニゴケは天敵です。
コケという名前はついていますが、見た目もあまりよくないですし、他の苔にどんどん浸食していきます。
ちなみに、ゼニゴケの名前の由来は、苔類の葉のような部分(葉状体)の表面に、六角形の白っぽい穴があり、
全体の形が昔の穴あき銭に似ていることから、「銭苔(ゼニゴケ)」と名づけられたようです。

また、他の苔と違って、とても取り除きにくい木の根っこの間や、石の間に入り込んだり、
他の苔の下に生えて、発見しにくかったりします。
あまり薬剤は使いたくないので、強硬策で、まるごと取り除きました。
そのせいで、苔は穴ぼこに。

ゼニゴケは容赦すると、すぐに生えてくるので、多少周囲の苔を犠牲にしても、取り除いてしまった方がいいと思います。
自分で手入れしていると、京都の素敵な苔むすお庭は、本当にマメに手入れされていると、つくづく思います。
ゼニゴケや雑草をきれいに取り除いてこそ、きれいな苔のお庭になります。
そう思うと、きれいな出来上がったお庭になるまでの手間や手入れには頭の下がる思いです。
そんなお庭には程遠いですが、少しでも近づけることを願って、
これから、ゼニゴケが生えないように、ふわふわのきれいな苔が増えるように、
ちゃんとパトロールしようと思います。